「1年おき」と「1年ごと」、どっちを使えばいいの?全部同じ意味じゃないの?
「毎年健康診断を受ける」と「毎年健康診断を1年おきに受ける」って、何が違うの?どっちも毎年受けるってことじゃないの?
「この植物は1年ごとに花を咲かせる」と「この植物は1年おきに花を咲かせる」って、どっちが正しいの?
「1年おき」と「1年ごと」、この2つの言葉、よく似ていて、どちらを使えばいいのか迷ってしまうことがありますよね。日本語学習の初期段階では、特に混乱しやすい言葉の一つです。この記事では、JPLT Online Japanese Language Schoolのスタッフ Eriが、この2つの言葉の違いを、わかりやすく解説していきます。具体的な例文もたくさん紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
■なぜ「1年おき」と「1年ごと」を間違えやすいのか?
日本語学習者が「1年おき」と「1年ごと」を間違えやすい理由はいくつかあります。
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意味が似ている: どちらも「1年」という単位で何かが起こることを表しているため、混同してしまうのは自然なことです。
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文脈によって使い方が変わる: 文脈によって、どちらの言葉が適切か判断が難しい場合があります。
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口語と文語での使い分け: 状況に応じて、どちらの言葉がより自然か、使い分ける必要があります。
■「1年おき」と「1年ごと」の違いを詳しく解説!
「1年おき」
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間隔を表します。つまり、「1年ごとに間隔を空けて」という意味です。
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例えば、「私は1年おきに髪を切る」と言えば、毎年同じ時期に髪を切っているという意味になります。
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イベントが繰り返されるイメージがあります。
「1年ごと」
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周期を表します。つまり、「1年を単位として、繰り返し」という意味です。
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例えば、「この植物は1年ごとに花を咲かせる」と言えば、毎年同じ時期に花が咲くという意味になります。
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自然な現象や規則的な出来事のイメージがあります。
例文で比較してみよう!
言葉
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例文
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ニュアンス
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1年おき
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私は1年おきに海外旅行に行く。
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毎年同じ時期に海外旅行に行く
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1年ごと
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この植物は1年ごとに花を咲かせる。
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毎年同じ時期に花が咲く
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1年おき
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彼女は1年おきに髪の色を変える。
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毎年髪の色を変えている
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1年ごと
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この国では、1年ごとに大統領選挙が行われる。
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毎年大統領選挙が行われる
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■まとめ: 「1年おき」と「1年ごと」の違い
「1年おき」と「1年ごと」は、どちらも「1年」という単位で何かが起こることを表しますが、意味が少し違います。
- 「1年おき」: 間隔を表す
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「1年ごと」: 周期を表す
これらの違いを理解することで、より自然な日本語を話すことができるようになります。
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