「〜ようだ」と「〜みたいだ」はどちらも「たぶん〜」「〜のように見える」という意味ですが、使う場面や話すときの感じが少しちがいます。この記事では、初級(N5〜N3)学習者でも分かるように、やさしい日本語で説明します。
1️⃣ 「〜ようだ」と「〜みたいだ」はどんなときに使う?
どちらも「見て・聞いて・感じて、たぶん〜です」というときに使います。
でも、少しだけちがいます👇
- 〜ようだ: まじめな言い方(フォーマル)
- 〜みたいだ: ふつうの会話で使う言い方(カジュアル)
2️⃣ 「〜ようだ」の使い方(フォーマル)
「〜ようだ」は、しごとやレポートなど、ていねいな場面で使います。
💬 例文:
- 外(そと)がくらいです。雨(あめ)がふるようだ。
→ 空やくもを見て、そう思います。 - 田中さんは会社(かいしゃ)の人のようだ。
→ すがたを見て、そう思います。
3️⃣ 「〜みたいだ」の使い方(カジュアル)
「〜みたいだ」は、友だちや家族と話すときによく使います。
💬 例文:
- 外がくらいね。雨がふるみたいだね。
- 田中さんは学生(がくせい)みたいだね。
話しことばでは、「みたいだ」のほうが自然です。
4️⃣ ちがいをまとめよう 🧩
| ポイント | 〜ようだ | 〜みたいだ |
|---|---|---|
| 話す感じ | まじめ・フォーマル | やさしい・カジュアル |
| よく使う場面 | しごと・レポート | 友だち・会話 |
| 例 | 雨がふるようだ | 雨がふるみたいだ |
5️⃣ よくあるまちがい 🚫
- ❌ × 田中さんは学生のようですね(会話では少しかたい)
✅ 〇 田中さんは学生みたいですね。 - ❌ × 先生の話を聞いたみたいです(フォーマルではラフ)
✅ 〇 先生の話を聞いたようです。
6️⃣ 練習してみよう ✏️
( )に「ようだ」か「みたいだ」を入れてください。
- 外がくらいです。雨がふる( )。
- 彼は学生( )ね。
- 今日はテストがある( )。
- 先生はとてもいそがしい( )ね。
- このカレーはスープ( )です。
こたえ: ①ようだ ②みたいだ ③ようだ ④みたいだ ⑤みたいだ
7️⃣ まとめ 🌼
- 「ようだ」= まじめな話・書くとき・ていねい
- 「みたいだ」= 会話・カジュアル・やさしい
- 意味はどちらも「たぶん〜」「〜のように見える」
💡 話すときは「みたいだ」、書くときは「ようだ」を使いましょう。
8️⃣ よくある質問(FAQ) 💭
- Q1. 「ようだ」と「そうだ」はどうちがいますか?
- A1. 「そうだ」は見た目ですぐ分かること(雨がふりそう)。「ようだ」は考えて判断したときに使います。
- Q2. 「みたいだ」はフォーマルでも使えますか?
- A2. 会話ではOKですが、ビジネスメールやレポートでは「ようだ」がよいです。
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