「道」 「通り」 「道路」、どれも同じ意味じゃないの?
どんな時に「道」で、どんな時に「通り」や「道路」を使うの?
「道」 「通り」 「道路」、ニュアンスの違いがよくわかりません・・・。教えてください!
「道」 「通り」 「道路」、どれも「歩く場所」を指す言葉ですが、実はそれぞれ微妙に異なる意味を持っています。日本語学習者の皆さん、この3つの言葉の違いについて、JPLT Online Japanese Language SchoolのスタッフEriが、詳しく解説していきますね。
■「道」とは?
「道」は、最も一般的な言葉で、人が歩く場所、あるいは車が通る場所 を広く指します。
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例: 山道、小道、近道
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特徴: 自然にできた道や、人が歩くために作られた道など、幅広いものを指す。
■「通り」とは?
「通り」は、街の中にある、建物が並んでいる道 を指します。
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例: 本通り、商店街
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特徴: 一般的に、道幅が広く、人が多く行き来する場所。
■「道路」とは?
「道路」は、法律で定められた、車が通るための道 を指します。
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例: 高速道路、国道
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特徴: 車の通行を目的として、整備された道。
■「道」 「通り」 「道路」の違いをまとめると
言葉
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意味
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特徴
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道
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人や車が歩く場所
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自然な道から人工的な道まで、幅広いものを指す
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通り
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街の中にある、建物が並んでいる道
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人が多く行き来する場所
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道路
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法律で定められた、車が通るための道
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車の通行を目的として整備された道
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■どちらを使えばいいの?
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場所を漠然と示したい時: 「道」
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街の中にある道を指したい時: 「通り」
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車の通行を目的とした道を指したい時: 「道路」
■まとめ: 「道」 と 「通り」 と 「道路」 の違い
「道」 「通り」 「道路」、どれも「歩く場所」を指す言葉ですが、実はそれぞれが持つ意味やニュアンスは大きく異なります。
「道」は、最も一般的な言葉で、自然の中にできた小道から、人が歩くために作られた道まで、幅広いものを指します。例えば、「山道を歩く」や「近道を通る」など、日常会話で頻繁に使われる言葉です。
「通り」は、主に街の中にある、建物が並んでいる道を指します。商店街や本通りなど、人が多く行き来する場所をイメージすると分かりやすいでしょう。
そして、「道路」は、法律で定められた、車が通るための道を指します。高速道路や国道などが代表的な例です。
このように、「道」 「通り」 「道路」は、場所の広さ、周りの環境、そしてその道が作られた目的など、様々な要素によって使い分けられています。
日本語の言葉は、奥が深く、状況によって使い分けることが大切です。「道」 「通り」 「道路」のように、一見似ている言葉でも、その意味や使い方は異なります。日本語を学ぶことは、単に単語を覚えるだけでなく、言葉の裏にある文化や背景を理解することでもあります。
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日本語学習は、単に言葉を覚えるだけでなく、その言葉が持つ文化や歴史、そして人々の心を理解することでもあります。言葉の海へ飛び込み、その奥深さを一緒に探求しませんか?
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