「~ようだ」と「~みたいだ」って、何が違うの?
「彼は疲れているようだ」と「彼は疲れているみたいだ」は、どちらを使えばいいの?
「このケーキ、おいしそうみたいだ」と言われたけど、「おいしそうようだ」とは言わないの?
「ようだ」と「みたいだ」は、日本語学習の初期段階でよく出会う言葉ですが、どちらも「~のように見える」という意味で、似ているため、違いが分かりにくいと感じる人も多いのではないでしょうか。この記事では、JPLT Online Japanese Language Schoolのスタッフ Eriが、この2つの言葉の違いを、具体的な例文を交えながら、わかりやすく解説していきます。
■「~ようだ」と「~みたいだ」って、何が違うの?
「ようだ」と「みたいだ」は、どちらも「~のように見える」という意味を表しますが、少しニュアンスが違います。
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「ようだ」: より客観的な推量を表します。何かを見て、聞いたり、感じたりした情報に基づいて、あることを推測する時に使います。
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例:空が暗いようだ。(実際に空を見て、暗いと判断した)
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「みたいだ」: より主観的な推量を表します。直感や個人的な意見に基づいて、あることを推測する時に使います。
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例:彼は楽しそうみたいだ。(彼の表情を見て、楽しんでいると感じた)
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例文で比較してみよう!
言葉
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例文
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ニュアンス
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ようだ
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彼は疲れているようだ。
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相手の様子を見て、疲れていると判断した
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みたいだ
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彼女は怒っているみたいだ。
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相手の表情を見て、怒っていると直感した
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ようだ
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外は雨が降っているようだ。
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窓の外を見て、雨が降っていると判断した
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みたいだ
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このケーキ、おいしそうみたいだ。
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ケーキを見て、おいしそうだと感じた
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さらに詳しく見てみよう!
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「ようだ」: 根拠に基づいた推量、客観的な判断
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「みたいだ」: 直感や個人的な意見に基づいた推量、主観的な判断
■まとめ
「ようだ」と「みたいだ」は、どちらも「~のように見える」という意味ですが、
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「ようだ」: 客観的な推量
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「みたいだ」: 主観的な推量
というように、少しニュアンスが異なります。
どれを使えばいいの?
どちらを使うかは、表現したい内容によって変わってきます。
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客観的な事実: 「ようだ」
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個人的な感想: 「みたいだ」
他の言い方は?
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「ようだ」: ~のように見える、~らしい
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「みたいだ」: ~のように思える、~っぽい
よくある間違い
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「ようだ」と「みたいだ」を完全に置き換えてしまう
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どちらの言葉も、断定的な意味で使ってしまう
■最後に
「ようだ」と「みたいだ」の違い、理解できましたか?この2つの言葉を使い分けることで、より自然な日本語を話すことができるようになります。
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