「多い人だね~って言うと、そんな使い方はしないよって言われました・・・」
「今日は多い雨が降るみたい、といった言い方は間違ってるみたいです・・・」
「[多い人]と[多い雨]といった言い方がなぜできないのかのわかりやすく教えてほしいです!」
日本語には「多い」という形容詞がありますが、「多い人」や「多い雨」といった表現は使いません。これは日本語の文法や意味の違いから来ています。以下では、具体例を交えてJPLT Online Japanese Language SchoolのスタッフEriが詳しく解説します。
■ 「多い」の基本的な使い方
「多い」は、数量が多いことを表す形容詞です。しかし、「多い」は特定の名詞と直接結びつけて形容することができない場合があります。
正しい使い方の例:
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人が多い: この公園はいつも人が多い。
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雨が多い: 今年の梅雨は雨が多い。
間違った使い方の例:
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多い人: 使わない。
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多い雨: 使わない。
■代わりに使う表現
「多い人」や「多い雨」のような表現を使いたい場合は、別の言い方を使います。
例:
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たくさんの人: コンサートにはたくさんの人が来ました。
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大雨: 昨日は大雨が降りました。
■ 文法的な背景
日本語では、形容詞が名詞を直接修飾する場合、その意味が自然に理解されるかどうかが重要です。「多い人」や「多い雨」は、数量を示す「多い」と名詞が自然に結びつかないため、違和感があります。
具体例:
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「多い人」はおかしい: 人数が多いことを言いたいなら「たくさんの人」と言います。
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「多い雨」はおかしい: 降水量が多いことを言いたいなら「大雨」や「雨が多い」と言います。
■類似の例
他にも同じような理由で使えない表現があります。
間違った使い方の例:
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多い食べ物: 使わない。
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多い問題: 使わない。
正しい使い方の例:
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たくさんの食べ物: クリスマスディナーにはたくさんの食べ物が並びました。
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多くの問題: そのプロジェクトには多くの問題がありました。
■まとめ: 「多い人」 「多い雨」といった言い方はなぜできないの?
「多い」は数量が多いことを示す形容詞ですが、特定の名詞と直接結びつけることができない場合があります。その場合は「たくさんの」や「多くの」といった表現を使うことで、より自然な日本語になります。この違いを理解することで、より自然な日本語を話すことができるでしょう。
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