「彼は先生です。彼が先生です。って同じとしか思えません・・・」
「ある場面で、私が学生です。と言ったらちょっと使い方違うよと言われました・・・」
「[は]と[が]は何が違うのか、わかりやすく教えてほしいです!」
日本語学習者にとって、「は」と「が」の使い分けは難しいポイントの一つです。以下に、具体的な違いや使い方、例文を交えてJPLT Online Japanese Language SchoolのスタッフEriが詳しく説明します。
■「は」の使い方
「は」は主題を提示する助詞で、文の中心となる話題を示します。英語では「as for」や「regarding」に近い意味を持ちます。
例文:
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話題を提示する場合:
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「私は学生です。」(As for me, I am a student.)
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「今日は晴れです。」(As for today, it is sunny.)
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対比を示す場合:
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「猫は好きですが、犬は嫌いです。」(I like cats, but I dislike dogs.)
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「日本語は難しいですが、楽しいです。」(Japanese is difficult, but it is fun.)
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■「が」の使い方
「が」は主語を強調する助詞で、特定の事実や情報を強調する際に使われます。英語では「subject marker」に近い役割を持ちます。
例文:
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新情報を提示する場合:
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「誰が来ましたか?」(Who came?)
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「彼が先生です。」(He is the teacher.)
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特定のものを強調する場合:
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「あの人が好きです。」(I like that person.)
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「この本が面白いです。」(This book is interesting.)
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■違いを具体的に比較
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「は」と「が」の違いを強調:
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「私は学生です。」(I am a student.) → 主題は「私」。
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「私が学生です。」(I am the student.) → 他の人と対比して「私」が学生であることを強調。
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質問と回答の場面で:
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「誰が来ましたか?」(Who came?) → 新情報を尋ねる。
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「田中さんが来ました。」(Tanaka-san came.) → 新情報を提供。
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対比の場面で:
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「私はりんごが好きです。」(As for me, I like apples.) → 他の人との対比を含む。
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「私はりんごは好きですが、バナナは好きではありません。」(I like apples, but I don’t like bananas.) → りんごとバナナの対比。
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■まとめ: 「は」」と「が」の使い分けがわかりません。
「は」は主題を提示し、話題の焦点を示す際に使います。一方、「が」は主語を強調し、新情報や特定の事実を提示する際に使います。これらの違いを理解することで、より自然で正確な日本語を使うことができます。日本語の文脈や状況に応じて適切に使い分けることが大切です。
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