「いいです」と「大丈夫です」って、何が違うの?
「この本、貸しますよ」と言われた時に、「いいです」と「大丈夫です」のどちらを使えばいいの?
「遅刻してすみません」と言われた時に、「大丈夫です」と返事したけど、変だったかな?
日本語学習を始めたばかりの方にとって、「いいです」と「大丈夫です」は、どちらも「Yes」という意味でよく使われる言葉なので、違いが分かりにくいと感じるかもしれません。この記事では、JPLT Online Japanese Language Schoolのスタッフ Eriが、この2つの言葉の違いを、具体的な例文を交えながら、わかりやすく解説していきます。
■「いいです」と「大丈夫です」って、何が違うの?
「いいです」と「大丈夫です」は、どちらも「Yes」という意味を表しますが、少しニュアンスが違います。
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「いいです」: 相手の提案や要求に対して、肯定的な返事をするときに使います。
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例:
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Aさん「お茶を飲みませんか?」
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Bさん「はい、いいです。」
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「大丈夫です」: 相手の心配や申し出に対して、安心させるために使うことが多いです。
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例:
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Aさん「大丈夫ですか?」(具合が悪いときに)
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Bさん「はい、大丈夫です。」
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例文で比較してみよう!
言葉
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例文
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ニュアンス
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いいです
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A:手伝いましょうか? B:いいです、ありがとうございます。
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相手の申し出に対して、感謝の気持ちとともに断る
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大丈夫です
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A:具合が悪そうだけど、大丈夫? B:はい、大丈夫です。
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相手の心配に対して、安心させる
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いいです
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A:この本、借りますね。 B:はい、いいですよ。
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相手の要求に対して、許可を与える
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大丈夫です
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A:遅れてすみません。 B:いえいえ、大丈夫です。
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相手の謝罪に対して、気にしないことを伝える
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さらに詳しく見てみよう!
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「いいです」: 相手の提案、要求、申し出などに対して、肯定的な返事をするときに使います。
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「大丈夫です」: 相手の心配、謝罪などに対して、安心させるために使います。
■まとめ
「いいです」と「大丈夫です」は、どちらも「Yes」という意味ですが、
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「いいです」: 相手の提案などに対して、肯定的な返事
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「大丈夫です」: 相手の心配などに対して、安心させる
というように、少しニュアンスが異なります。
どれを使えばいいの?
どちらを使うかは、どのような状況で、相手にどのようなことを伝えたいかによって変わってきます。
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相手の提案に対して同意する場合:いいです
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相手の心配に対して安心させたい場合:大丈夫です
他の言い方は?
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「いいです」: 結構です、結構ですよ
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「大丈夫です」: 心配ありません、問題ありません
よくある間違い
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「いいです」と「大丈夫です」を完全に置き換えてしまう
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どちらの言葉も、全ての状況で使えると思ってしまう
■最後に
「「いいです」と「大丈夫です」の違い、理解できましたか?この2つの言葉を使い分けることで、あなたの日本語はもっと自然になります。日本語学習でつまづいた時は、一人で悩まないでくださいね。JPLTオンライン日本語スクールでは、ネイティブの先生があなたの疑問を解決します。日本語の謎を解き明かす冒険、一緒に始めませんか?
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